有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者等、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップ等を促進するため、正社員化、処遇改善等の取組を実施した事業主に対して助成されます。
助成内容 | 助成額 ※<>は生産性要件を満たした場合の額、()は大企業の額 | |
選択的適用拡大導入時処遇改善コース | 選択的適用拡大の導入に伴い、社会保険適用となる有期契約労働者等の賃金の引き上げを実施した場合(基本給の増額割合に応じて、1人あたり) | 増額割合 3%以上5%未満:19,000円<24,000円>(14,250円<18,000円>) 5%以上7%未満:38,000円<48,000円>(28,500円<36,000円>) 7%以上10%未満:47,500円<60,000円>(33,250円<42,000円>) 10%以上14%未満:76,000円<96,000円>(57,000円<72,000円>) 14%以上:95,000円<12万円>(71,250円<90,000円>) |
短時間労働者労働時間延長コース | 有期契約労働者等の週所定労働時間を5時間以上延長し、社会保険を適用した場合(1人あたり) | 1人あたり19万円<24万円>(14万2,500円<18万円>) ※「賃金規定等改定コース」又は「選択的適用拡大導入時処遇改善コース」と併せて実施し、労働者の手取りが減少しない取組をした場合、1時間以上5時間未満の延長でも助成。 1時間以上2時間未満:38,000円<48,000円>(28,500円<36,000円>) 2時間以上3時間未満:76,000円<96,000円>(57,000円<72,000円>) 3時間以上4時間未満:11万4,000円<14万4,000円>(85,500円<10万8,000円>) 4時間以上5時間未満:15万2,000円<19万2,000円>(11万4,000円<14万4,000円>) |
【注意点】
平成30年4月1日からの主な改正内容
①正社員化コース
・1年度1事業所あたりの支給申請上限人数を20人に拡充
・支給要件の追加
正規雇用等へ転換した際、転換前の6ヶ月と転換後の6ヶ月の賃金総額(※)を比較して、5%以上増額している。※賞与や諸手当を含む総額
ただし、諸手当のうち、通勤手当、時間外労働手当(固定残業代を含む)及び歩合給等は除きます。
有期契約労働者からの転換の場合、対象労働者が転換前に雇用されていた期間を3年以下に限る
②人材育成コース
・人材開発支援助成金に統合
③賃金規定等共通化コース
・共通化した対象労働者(2人目以降)について、助成額を加算
④諸手当制度共通化コース
・共通化した対象労働者(2人目以降)について、助成額を加算
・同時に共通化した諸手当(2つ目以降)について、助成額を加算
概要 | 従業員30名の飲食店が、有期契約労働者1名を正規雇用に転換したいと考えていました。 |
取組 | 6ヶ月後に正規雇用に転換し、転換前と比べ賃金総額を5%以上増額しました。 |
受給額 | 57万円 |